今の世は「断捨離」が大流行りだそうです。昔風な言い方をするならば、要するに「シンプルライフ」ですね。生活していく上で、自分にとって本当に必要なものだけを身の回りに置く。そんなすっきりとした生活をするためには、まずいらないものを処分することから始めなければなりません。その為のノウハウ本は、書店に行けばそれこそコーナーができるぐらい簡単に見つけられますし、種類も随分とたくさんあるようです。そんなことを言っている私、実は典型的な片付けものの苦手な主婦。結婚当初から夫に指摘はされていましたが、どれだけ注意されてもアドバイスを受けても、なかなか部屋の片付けがしっかりできないのです。さかのぼって思い出せば、実家にいた頃から自分は片付けものが苦手でした。衣類をしまう箪笥の引き出しをあけると、無秩序の並んだ下着や靴下がぎゅうぎゅうに詰まっているのが日常茶飯事。母にはしょっちゅう叱られていましたね。「もうちょっとちゃんとしないと、女の子なのにだめでしょ!将来困るのは貴方自身なんだからね!」と何度言われたことでしょう。しかし、部屋が多少散らかっていようと、あまり気にせず自分の好きな絵を描いたり音楽を聴いたりする私に、やがて母もあきれたのでしょうか、文句を言う事もいつしかなくなりました。

あの頃の母の言葉をちゃんと聞いて片付けがきちんとできる人になっておけばよかった。今になってそんな後悔をしておりますが、「このままでは私と同じように息子も片付けが苦手な人になってしまう。せめてもう少し何とかしなくては!」と最近思うようになりました。そして案の定、息子の部屋はいつもとんでもなく「散らかって」います。毎朝掃除の為に入ると「何でこんな所にこんなものがあるんだ!」とその度に血圧が上がってしまうぐらいです。しかしおそらくそれは、手本となるべき母親の私がちゃんとしてこなかったツケなのでしょうね。それで只今相当に意識して部屋の片付けを行なうようにしております。もちろん必要のないものの処分もかなり行ないました。しかしそんな中でなかなか片付かないのが綺麗な紙袋たちです。

これは例えば好きなブランドで買い物をした時に商品を入れてあったものであったり、イギリスや香港に行った時買い物をしたショップの紙袋であったりします。これらの紙袋達に共通しているのは、眺めているだけで幸せな気分になれるということです。好きなブランドのロゴが入った、紙とはいえどもしっかりした素材で作られた紙袋。それはただ眺めるだけでも良い気分になれますし、もちろん外出時にそれを持ち歩いてもなかなか良いものです。実用的でもありますしね。要は自己満足の世界なのですが、気分を上げるアイテムとしては実にリーズナブルではないでしょうか。そのせいでなかなか紙袋が片付かないわけですが、これに関してはどうやらこの先も別枠で考えていく必要がありそうです。